『ブルー・マーズ』(上・下)
- 著者:キム・スタンリー・ロビンスン
- 訳者:大島豊
- 出版:東京創元社
- ISBN:9784488707071
キム・スタンリー・ロビンスンの火星三部作、ついに完結篇の『ブルー・マーズ』が邦訳されたようです!発売日は4月21日とのこと。一作目の『レッド・マーズ』の発行が1998年なので、実に19年…。二作目『グリーン・マーズ』にしても2001年発行で実に16年…。やっと完結です。ずっと待ち望んでいましたが、もう翻訳されないと思っていたので、嬉しい驚きです。他の続篇が邦訳されず完結していないSF作品も、これに続いて欲しいと思います。
どうやら『レッド・マーズ』はTVドラマ化が検討されていて、当初は2017年1月に放映される予定だったようです。今回『ブルー・マーズ』が邦訳されたのも、それが影響していたのかもしれません。しかしTVドラマ化は、製作が一時停止している模様。TVドラマもぜひ観てみたいものですが、スケールが大きい作品なので、映像化は大変だと思います。
http://www.cinematoday.jp/page/N0081518
さすがに前作から時間が経ちすぎて、これまでのストーリーはすっかり忘れてしまいました。主人公達がやたら口喧嘩していた印象しか残っていません。火星のテラフォーミングをリアルに描いたとして、当時は評価が高かった作品でしたが、火星の実際の映像を見ることができるようになった現在でもまだ通用するのでしょうか。前作を読み返して、発売を待ちたいと思います。