5次元世界

 「「未来への提言」理論物理学者 リサ・ランドール〜異次元を語る〜」http://www.nhk-jn.co.jp/002bangumi/topics/2006/022/022.htmを観ました。いやー、すごく面白かったです。


 内容は、我々の住む3次元世界をとりまいて5次元の世界が存在しているという理論を提唱したリサ・ランドール博士へのインタビュー。素粒子(だったか)の動きを観察していた彼女は、消滅してしまう素粒子に気付き、それを無理なく説明できる理論として提唱したのがこの理論だったようです。彼女によると、我々にはその5次元の世界を感知することはできないけれども、それは確かに存在しているのだそうです。膜のような3次元の世界はいくつも重なっていて、別の3次元世界へ作用を及ぼすことができるのは重力のみだとか。何だかわからないけれど面白そうです。


 イーガン著のSF『ディアスポラ』では、5次元観境に住む生物とコンタクトをとり、さらに多次元へと旅を続けるという壮大なものでした。この複雑で豊かな多次元世界がフィクションにとどまらず、実際に存在するのかもしれないと思うだけでわくわくします。


 この番組をたまたま観れたのはとてもラッキーでした。