The 100/ハンドレッド

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核戦争から約100年後の世界で、生き延びるために戦う人々を描いたサバイバルなSFドラマ。

人類は滅亡しかけているにもかかわらず、居住可能なスペースや物資に対して人間の数が多すぎるため、常に問題が起きる。多数を救うために少数を犠牲にせざるを得ず、それが恨みを買い、報復される。登場人物たちは良い人間であろうと努力するが、厳しい決断を迫られる。

他者を犠牲にしなければ生きられない逼迫した世界で、はたして正しい行動が選択できるのか。これがこのドラマの大きなテーマだ。

人があまりに死に過ぎるため好き嫌いは分かれるが、主人公たちは次から次へと困難な状況に遭遇し、それを何とか乗り越える。けれども、間際で誰かが裏切ったり、予想外の困難にさらに見舞われたりと、ピンチはなかなか切り抜けられない。目まぐるしく変化するストーリーが面白い。また、タブーにもかなり切り込んだ意欲的な作品だ。アメリカでは、この内容でTVドラマとして放映できるとは。

人間関係も興味深い。当初は意見が合わず嫌い合っていた登場人物たちも、試練を一緒に乗り越えるうちに、固い絆で結ばれていく。この複雑な人間関係も面白い。ステレオタイプな関係ではないところが良い。

また、SFとしても面白い。100年前の天才科学者ベッカが作りあげた、AIや黒い人工血液、人格のデータ保存といった技術が厄介な問題を引き起こし、人類の存続を脅かす。核戦争がなぜ起こったのかも、次第に明らかになってゆく。

シーズン6では舞台は太陽系以外の星系へも移り、SFらしさが増している。アノマリーなる謎の光の場所から、時間の流れが異なりそうな人物まで登場する。続きが待ち遠しい。

以下、あらすじを紹介しているが、かなりネタバレもあるので読みたい方のみどうぞ。画像はNETFLIXの各エピソードの画像からピックアップしたが、もっといいシーンや内容の伝わる画像もあるはずなのに、あまりいい画像が掲載されていなかった。もっとSFらしい画像を紹介したかったのに残念だ。

シーズン1 滅びゆくアークから地球へ

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主人公のクラーク・グリフィンは、宇宙ステーションアークから、97年前に核戦争で焼き払われた地球へと送り込まれた。地球は居住可能かどうか分からず、地上の人類は死に絶えたと思われていた。だが、アークは老朽化が進み限界が近づいていた。人口削減と地球の状況確認のために、アークの議員たちは未成年の囚人100人を地球へ送り込んだ。しかし、着陸の際、通信機が故障した。地球の状況は、彼らの生体反応を伝えるリストバンドでしかわからなくなってしまった。

ベラミーは、地球へ送られる妹のオクタヴィアを心配し、取り引きをして宇宙船に潜り込んだ。アークでは子供は1人しか許されていなかった。密かに生み落とされたオクタヴィアは、床下に匿われて育てられた。しかし、彼女が16歳の時これが発覚。母親は処刑され、オクタヴィアは囚人となった。この兄妹の強い絆も見どころの一つ。腕っ節も強く指導力のあるベラミーは、不良たちのリーダーとなり、やがてクラークとともに仲間を率いていく。

地球へ降り立ち解放された若者たちが浮かれるなか、クラークは食料があると示されたマウント・ウェザー基地を目指す。しかし、同行したジェレミーが槍で襲撃され、連れ去られた。地球には人間が生き延びていたが、地上人グラウンダーは敵対的だった。さらに、酸の霧にも行く手を阻まれた。また、メンバー同士の間でも不和が起き、殺害される者まで出た。ひねくれ者のマーフィーが、諍いの火種となってゆく。

一方、アークでは、最高議長のセロニアス・ジャハが襲撃を受けて危険な状態だった。副議長のマーカス・ケインが代理を務め、クラークの母で議員でもあるアビーと対立する。

アビーは娘のクラークを生き延びさせようと地球へ送ったが、100人のリストバンドには次々と死亡の表示が出ていた。ケインはそれを地球が居住不可能な証とみなす。人類を滅亡から救うため、彼はさらなる人口削減計画を実施しようとした。アビーはそれを阻止するために、天才的な技術者レイヴンにある計画を持ちかけた。

シーズン1では、グラウンダーたちとの戦いと、宇宙ステーションアークの窮状が描かれる。ますます逼迫するアークでは、少数を犠牲にして多数を助けようとしたり、自分だけは助かろうとする者がいたりと、緊迫した状況が描かれる。

シーズン2 マウンテン・マン

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シーズン2で、クラークたちはマウンテン・マンに保護される。好戦的で未開部族のようなグラウンダーとは異なり、彼らは科学力を維持し、文明的な生活をしていた。しかし放射能汚染に弱く、マウント・ウェザー基地の外では生きていけなかった。手厚いもてなしにもかかわらず、疑念を持つクラーク。また、戦いの最中はぐれたベラミーやフィンたちの安否もわからなかった。

逃げ延びていたベラミーたちは、地球へ到着した大人たちと合流した。船からステーションへと移るも、指揮権と自由を奪われ、仲間を助けに行けず焦るベラミー。ケインはグラウンダーと和平を結ぼうとしていた。しかし、フィンの暴走で事態は悪化。グラウンダーの総帥レクサはアークの人々に、自分たちの土地から出ていくよう通告した。

マウント・ウェザーのジェレミーたちは、マウンテン・マンのマヤの協力を得て、脱出しようと試みる。はたしてアークの人々はグラウンダーを説得してマウント・ウェザーの仲間を助けられるのか。クラークは努力するものの、厳しい決断を何度も迫られる。

一方、ケインやアビーと意見の異なるジャハは、マーフィーたちを引き連れて、誰をも受け入れてくれるという光の町を探すためにステーションを旅立った。困難な旅路の果てにジャハがたどり着いた先では、アリーが彼を待っていた。

シーズン3 光の町

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シーズン3では、グラウンダーの部族の間でもアークの人々の間でも内紛が起き、両者の対立も深刻になる。

シーズン2から3ヶ月。12の部族を束ねるグラウンダーの総帥レクサは、クラークを説得して、アークの人々を13番目の空の民として部族に迎え入れた。レクサは、血を血で洗わない新たな道を進もうとしていた。

しかし、グラウンダーの部族の中には、この弱腰の政策を受け入れないものも多く、氷の国が反逆を企てていた。氷の国のイケメン王子ロアンと決闘することになったレクサ。クラークはレクサを救おうと画策する。

だが、空の民が事態を悪化させた。氷の国に落下したアークの人々は、グラウンダーとの戦闘を乗り越えてようやくケインたちと合流した。彼らはグラウンダーを信用せず、戦争を主張した。率いてきたパイクが新たな議長に専任されると、ケインの生温い政策を批判し、強硬路線を進み始めた。パイクは、ベラミーも従えグラウンダーを襲撃し始める。

ケインが説得するもパイクは耳を貸さず、反対する者を容赦しなかった。これまでグラウンダーとの架け橋を務めてきたオクタヴィアは、森の民に警告しようと動くが、事態は悪化する。

そんななか、ジャハが光の町から戻ってきた。この町へ行く鍵だというチップを飲み込むよう、人々に勧めて回る。レイヴンはチップを飲んで痛みが消え、アリーが見えるようになった。AIのアリーは、アークにあるはずの改良版AIを探すために、レイヴンの協力を必要としていた。アリーを開発したベッカは、アリーの致命的な欠陥を修正するために、改良版AIを作成していた。

グラウンダーの首都ポリスでは、クラークとマーフィーがとんでもない事態に巻き込まれていた。魂の番人フレーム・キーパーがレクサからフレームを取り出す様子を目撃する二人。総帥は代々闇の血を持ち、フレームを体内に埋め込んでいた。総帥の魂が代々受け継がれるというグラウンダーの言い伝えは、実は迷信ではなかった。このフレームは闇の血を持たない者が埋め込むと死んでしまうため、総帥は闇の血を持つ者に限られた。

クラークは、氷の国の闇の血オンタリが新たな総帥になるのを防ぐため、闇の血のルナを探しに旅立った。しかし、途中立ち寄ったステーションはすでにアリーに支配され、一変していた。クラークたちはレイヴンの体内のチップを無効化しようと試みる。

しかし、ジャハとアリーはグラウンダーの内部にも入り込み、首都ポリスを支配してしまった。アビーやケインまで支配される。多くの人々がアリーに操られて行動するなか、クラークはアリーを停止しようと光の町へも赴く。クラークはアリーを阻止できるのか? 助っ人で現れるレクサがカッコいい。

シーズン4 プライムファイアに備えて

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シーズン3のラストで、アリーは次なる試練を指摘した。プライムファイアが半年後に迫り、地球を焼き尽くそうとしていた。

人々が正気に戻ったポリスでは、総帥不在のまま氷の国の王ロアンが実権を握った。空の民はアリーを持ち込んだことなどで非難を受けるが、ロアンには、皆が助かるためにはプライムファイアへの備えが必要だと告げて猶予をもらう。

しかし、有効な対策が見つからなかった。クラークたちはアルカディアを修繕してプライムファイアを乗り切ろうとする。とはいえ、100人しか収容できなかった。パニックを恐れ公表できないまま、収容すべき100人の選定を余儀なくされるクラーク。

だが、ロアンは空の民が自分たちだけ助かろうとしているとみなし、大軍を率い奇襲をかけて来た。また、他の部族の間でも抗争が激化し、グラウンダーの同盟は崩壊しかけていた。

そんななか、ルナが海の民を率い助けを求めてやってきた。放射能汚染で彼らはもう手の打ちようがなかった。しかしルナだけは快方に向かった。闇の血には放射能に耐える能力があった。

アビーたちはルナを連れて、ジャハがAIを見つけた島へ向かう。そこには闇の血を作ったベッカの大規模な研究施設が残されていた。データベースを頼りに血清を作ろうとするアビーたち。

レイヴンがある条件下でならDNAとうまく結合できると閃いた。また、この研究施設には、そこに行くための設備まで整っていた。ハイテンションで準備を進めるレイヴン。しかし、発作を起こした彼女の脳には異常が見つかり、死にかけていた。

闇の血を作るためにクラークたちも奔走する。しかし妨害されて燃料が足りなくなってしまった。

もうひとつの、ルナの骨髄を使って血清を作り出す方法を検討するアビー。1人を犠牲にし、もう1人を闇の血に変えることに成功したものの、放射線に耐えうるかどうかを人体実験することが出来ず、暗礁に乗り上げる。

この窮状を打破したのがジャハだった。宗教団体が残したシェルターを探していた彼の努力がついに実を結んだ。だが、シェルターには1,200人しか収容できず、他の部族が黙っていなかった。ここへ入ろうとした部族が互いに争い始め、戦争を回避するためにグラウンダーの神聖な伝統に則って、決闘で決着をつけることになった。

13部族がそれぞれ代表戦士を出し、最後に生き残った1人がシェルターに入る部族を指定できる。空の民からはオクタヴィアが戦士に名乗り出た。ルナやロアンの戦闘シーンは見応えがある。

しかし、ジャハとクラークは人類を救うために自分たちが最善と信じる方法を選択した。難しい立場に置かれるオクタヴィアとケイン。裏切りに続く裏切りで、どう決着がつくのか予測できない。はたして戦いが終わる日は来るのか。

プライムファイアが迫る中、ベッカの研究室に1人残っていたレイヴンを、クラークやベラミーが迎えに行く。モンティたちも合流したが、トラブルでもう間に合わなくなった。シェルターに戻るかレイヴンを迎えに行くか、選択を迫られる。クラークは解決策を見つけた。しかし時間が差し迫り、準備する作業はぎりぎりの綱渡りの状態が続く。仲間のために犠牲となる決意を固めるクラーク。ついにプライムファイアが地球を飲み込む。

シーズン5 ただ1つの谷

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シーズン4のラストには、プライムファイアから6年後のクラークが登場し、ベラミーたちに無線で語りかけていた。地球は居住可能となったが彼らから連絡はなく、生死すらわからなかった。また、アビーたちが避難したシェルターも瓦礫に埋もれ掘り出せなかった。そこに宇宙から船が降りてきた。船体には囚人移送船と書かれていた。

闇の血のおかげで生き延びたクラークは、唯一緑の残っていた谷で、闇の血の子供マディを見つけた。2人で暮らしていたが、やってきた囚人移送船のディヨザたちが谷を占拠し、クラークを捕らえた。

一方、アークの指令船で暮らしていたベラミーたち7人は、燃料不足と無線の障害で地球へ戻れずにいた。そこに現れた宇宙船から移送船が地球へ向かった。残された母船には極低温睡眠中の囚人たちしかいなかった。燃料を手に入れベラミーたちは地球へ向かう。痛めつけられるクラークの前に現れたベラミーは、ディヨザに取引を持ちかけた。

大勢のグラウンダーが避難したシェルターの内部は、悲惨な状況だった。オクタヴィアは「暗黒時代」を経て血の女王ブラドレイナと呼ばれるようになり、民を恐怖心で統治していた。また、1,200人いた民も800人にまで減っていた。しかし、部族の壁は取り払われ、グラウンダーは「1つの民」として結束していた。

そんな限界に近い状態で、1つの民はベラミーに救出された。再会を喜ぶクラークとアビー。だが、取り引きを反故にしてディヨザはアビーとケインを連れ去